保育園の特色FEATURE

保育園の独自の取組

保護者の保育士体験

6月~7月の2ヶ月間の期間を設定し、園児たちの活動の様子を実際に保育室に入って体験してもらう。

ドキュメンテーションの取組

日頃の保育活動の様子や保育士等が心に残った事柄や今クラスでブームになっている事等を写真にコメントを付けクラスの入口に掲示する活動。

スポーツフェスティバル

従来の運動会を見直し、園児と保護者が一緒に楽しめ想い出に残るようなプログラムの設定に心がける。

我々が目指す保育

改訂保育所保育指針に示された幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

10の姿とは、卒園=小学校入学時までに育まれる子どもの具体的な姿を10個の視点からとらえようというものです。これまではいわゆる5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)によってとらえてきたものを、年長についてはもっと具体的な姿をイメージして見ていこうというものです。また、こうした子どもの具体的な育ちの姿を小学校に伝えたり、連携の中で活用する事によってスムーズな学校生活への移行を目指すものです。

具体的な10の姿のイメージ

1. 健康な心と体

子どもが自ら健康で安全な生活を意識する。心と体を十分に使い自分がやりたい事を思い切り楽しむ。(人が生きていく上での基礎となる部分です。健康な心と体がなければ友達とコミュニケーションをとったり、自然の中で思い切り遊ぶことも出来ません。活動の中で自ら見通しをもって健康で安全な生活を作り出していけるようになる事も目標の一つです。)

2. 自立心

身の回りの環境に積極的に関わり、諦めずにやり遂げる達成感を味わう。 (子どもたちが他人の指示通りではなく、自ら考え主体性をもって行動するようになる事。周囲の環境に関わり、様々な活動を楽しむ中で、工夫していき自信をもって物事に取り組めるようになる事が目標です。)

3. 共同性

友達と協力しイメージを共有しながら共に考えていく。言葉で自分の気持ちを伝えあう。(友達と関わる中で、時にはケンカしながら共に成長し喜びを分かち合いながら育む「共同性」友達と言葉でやり取りする中でイメージを共有し「〇〇ごっこをしてみよう」といった共通の目的にむかっていけるようになる事です。

4. 道徳性・規範意識の芽生え

ルールを守る必要性を理解する。相手の立場になって気持ちを考えたり共感したりする。(して良い事や悪い事が分かり、自分の行動を振り返ったり、相手の立場に立って行動するようになる事。決まりを守る大切さがわかり、自分と友達の中で気持ちの折り合いをつけながらルールを作り、守ったりするようになる事です。大人が言葉で伝えて教えるよりも、友達との関わりや園生活の中で少しづつ道徳や規範意識を身に着けていくという視点です。)

5. 社会生活との関わり

家族や地域の人と関わり、地域社会にも関心の目をむける。社会生活の中で役に立つ喜びを感じる。(子どもの育ちの中で、保育園の中だけでなく、子どもを取り巻く家庭や地域の環境にも目を向ける視点です。家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、自分が役に立つ喜びを感じ地域に親しみを持つようになる事です。)

6. 思考力の芽生え

身近な環境に関わり、様子を観察したり予想したりする。友達と関わる中で異なる考えがある事に気づき、自分の考えをより良いものに変えていこうとする。
(物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気づいたりし、考えたり予想したり工夫したりするなど、多様な関りを楽しむようになる視点です。友達との関わりの中で自分とは違う考え方に触れ、さらに工夫したり考え直したりする事も大切です。)

7. 自然との関わり・生命尊重

身近な自然物に関心を持ち、感動したり命を尊ぶ。またそれらを言葉で表現できるようになる。(自然と触れ合い感動する体験を通し、身近な環境への関心が高まり面白さに気づくようになる事。)我々保育士は子ども自身が自然とどのように関わっていくか迄、考えるような視点を持ちたいと思います。

8. 数量・図形・文字等への関心・感覚

遊びの中で数量や図形・標識・文字に興味を持ち豊かな感性と表現に繋げていく。
絵本で出会う文字や、友達との遊びの中で出会う「二人で」「3つまで」という数の感覚に、興味関心を持つようになる、という視点です。保育者は遊びの中から文字や数字に親しみ、触合えるように工夫してアプローチしていきます。

9. 言葉による伝えあい

絵本や紙芝居などの物語に親しみ、経験したことを言葉で表現する。相手の話を聞き、言葉の伝えあいを楽しむ。
子どもは保育士や友達と心を通わせ、絵本に親しみながら豊かな言葉や表現を身に着けて、言葉でのコミュニケーションを楽しめるようになります。保育者は子どもたちの「言葉で伝えたい」という思いをサポートするとともに、相手の話を聞くことの大切さにも気づかせていく事が大切です。

10. 豊かな感性と表現

様々な事象に触れ、感動したことを表現する。また、友達の表現を見て自分が感じたことを言葉で表現する。
一人ひとりの感じた個性を大切にし、感じた事を表現できる楽しさや喜びを味わう事、表現したい、という意欲を持つようになる。という視点です。保育者は先回りして教えすぎずに、その子らしい表現方法を育んでいく必要があります。